東京各地で最近、人出が大幅に増えている。東京の重要駅の一つである品川駅が混雑した。この状況を受け、東京都の小池百合子知事は都民に対して、警戒を緩めないよう緊急で呼びかけを行った。日本のフジテレビが19日、伝えた。
東京都浅草寺前の仲見世商店街で17日、久しぶりに観光客の姿が見られた。報道の映像を見ると、4月11日のほとんど人のいなかった商店街と比べ、浅草の人出が大幅に増えていることが分かる。
現地時間18日午前8時頃、ラッシュ時の品川駅が混雑し、行き交う人々の肩も触れんばかりだった。同日夜、渋谷の家電量販店の職員は「人が前より増えているようだ。毎日感染者が出ているが、その数は減っている。これはその(歩行者が増えた)理由だろう」と話した。別の小売業従事者は「歩行者は確かに増えている、大丈夫と感じているのだろう。職場でもそのような印象がある」と述べた。
小池氏はこの状況について、「どのデータを見ても、人はほぼ増加している」「都の緊急事態宣言は月末まで続く。(感染症が終息に向かいつつあるという)報道もあるが、東京は依然として真っ赤な状況だ」と述べ、「現在も感染拡大の危機の中にあり、東京アラートを覚えていていただきたい」と呼びかけた。
NHKの統計によると、日本の18日の感染者は31人で、うち東京は10人。日本の現在の感染者数は1万6367人に増加しており、うち東京は最多の5065人。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月19日