菅義偉氏、自民党総裁選への出馬意向を固める

菅義偉氏、自民党総裁選への出馬意向を固める。上智大学の中野晃一教授(政治学)は、二階氏が菅氏を支持すれば、その他の自民党の党員も「長い物に巻かれる」と推測した…

タグ:自民党 総裁選 コロナ ウイルス 景気後退

発信時間:2020-08-31 14:37:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本の菅義偉内閣官房長官が、自民党総裁選への出馬意向を固めた。日本メディアが30日に伝えた。


 共同通信は消息筋の話として、菅氏が自民党内の最高ポストを争う意向を二階俊博幹事長に明かしたと伝えた。


 安倍晋三首相は28日、健康上の理由から辞任を表明した。党総裁選については二階氏に一任することを決めた。


 菅氏は2012年末より、安倍氏の側近を務め続けてきた。共同通信は匿名の消息筋からの情報として、新型コロナウイルスや深刻な景気後退などの危機への対応が期待されていることから、菅氏はリーダーシップを発揮すべきと判断し出馬を決定したと伝えた。


 菅氏の事務所は今のところ上述した情報を認めていない。菅氏は29日、記者に「さまざまな声があることを知っている」と述べた。安倍氏が辞任を表明する前にも、菅氏は総裁選に出馬する意向はないと繰り返していた。


 石破茂前幹事長、岸田文雄前外務大臣など、自民党内の安倍氏の後継者は多い。NHKによると、環境大臣で小泉純一郎元首相の子である小泉進次郎氏は出馬を見送り、河野太郎防衛大臣を支持する方針を固めた。


 テレビ東京によると、菅氏は29日に二階氏と極秘で会談を開き、出馬の意向を知らせたという。二階氏は「全力で取り組んでもらいたい」と答え、菅氏への支持をほのめかした。


 共同通信は複数の消息筋の話として、菅氏は自民党内の派閥に所属していないが、安倍氏と二階氏からは後継者として高く評価されていると伝えた。菅氏は派閥を跨ぎ支持を集める可能性がある。


 上智大学の中野晃一教授(政治学)は、二階氏が菅氏を支持すれば、その他の自民党の党員も「長い物に巻かれる」と推測した。


 菅氏は内閣官房長官に8年近く就任しており、日本政府トップの報道官として、各種政策の実施の調整を行ってきた。ロイター通信は、菅氏が当選すれば日本政府は安倍政権の財政・金融政策を引き継ぐと予想した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月31日

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