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発信時間：2020-09-07 16:25:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

小林正弘 

清華大学法学博士

Genuineways.Inc ブランド保護顧問

　中国の習近平国家主席は3日、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利75周年記念座談会で、「我々が中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争の勝利を記念するのは、歴史を鑑として未来へ向かい、共に平和を大切にし、平和を維持して、中日両国民が世々代々友好関係にあり、世界各国の人々が平和と安寧をいつまでも享受できるようにするためだ」と指摘した。習近平国家主席のスピーチは、未来志向の日中友好関係の構築への重視と、世界恒久平和実現への揺るぎない決意の表明といえる。

　あの悲惨かつ残酷な日中戦争の悲劇を絶対に繰り返させないためにはどうしたらよいのか。それには、どこまでも人類史的視野から真摯に歴史に向き合い、両国の民衆が、相互理解を深め、「不信」を「信頼」に、そして、「分断」を「連帯」へと変える不断の努力を続けることである。すなわち、戦争の悲劇から、他国の民衆も幸福な生活を営む権利を有する同じ人間であり、自国のために他国を犠牲にすることは絶対に許されない、という人類共存共栄のための根本原則をくみ取り、特に次代を担う青年が互いに同じ人間として友情を育み、人類が直面する地球温暖化対策、感染症対策、貧困撲滅、核兵器廃絶などの地球的課題について、未来志向で協働していくことが大切である。その中で本当の信頼関係を築き、世世代々の日中友好と世界平和への確かな潮流を起こしていかなければならない。

　｢中国網日本語版(チャイナネット)｣2020年9月7日

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