日本の海上自衛隊は9日、南中国海で対潜水艦戦訓練を実施した。「いずも」型ヘリ空母や「そうりゅう」型潜水艦など先進的な艦艇が出動した。
海自が9日に発表した情報によると、海自の3隻の艦艇が南中国海で対潜水艦戦訓練を実施した。海自の情報によると、今回の訓練は海自の「インド太平洋方面派遣訓練」の一環だ。海自のヘリ空母「かが」、護衛艦「いかづち」、そうりゅう型潜水艦「しょうりゅう」が訓練に参加した。
日本の軍艦は近年頻繁に南中国海で活動を展開している。衛星は9月5日、南中国海を北東方向に航行する海自の「ひゅうが」型ヘリ空母を撮影した。ひゅうが型ヘリ空母は計2隻で、1番艦は「ひゅうが」、2番艦は「いせ」。後者が8月31日にハワイで行われたリムパックに参加したばかりであることから、当時発見されたのはひゅうがの可能性が高い。
今回南中国海に出現したかがはいずも型だ。海自のトン数が最大の、最も先進的な水上作戦艦艇で、「準空母」とも呼ばれている。いずも型の1番艦「いずも」は日本で改造中で、将来的にF-35B戦闘機が搭載される。南中国海に入る前、かがは9月26日にアラビア海でインド海軍と海上合同演習を行っていた。インド海軍の報道官は当時「今回の演習は、火器射撃、甲板を跨ぐヘリ作戦、複雑な水上作戦、対潜水艦戦、防空訓練など、各方面の戦術訓練を網羅した。これは両国の海上部隊のチームワークを強化する」と述べていた。
外国の艦艇・軍機が南中国海で頻繁に軍事活動を展開している件について、中国国防部の呉謙報道官は「最近一部の域外国が南中国海で頻繁に軍事活動を展開し、軍事的な存在感を強めているが、この動きは南中国海の安全と安定に資さない。我々はこれに断固反対する。中国人民解放軍は常に高度な警戒を維持し、国の主権、安全、発展の利益、地域の平和、安定、繁栄を断固守る」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年10月10日