日本のANAホールディングスは、新型コロナウイルスの影響で、今年度の損益が過去最大の5000億円規模の赤字になる見通しとした。NHKがが21日に伝えた。
感染症の影響により、今月も国際線がおよそ9割、国内線がおよそ5割の運休や減便が続いている。国際線を中心に需要の回復のめどが立っていない。
このためANAホールディングスは、近く公表する今年度の業績予想で、最終的な損益が5000億円規模の赤字になる見通しを示す。
ANAホールディングスは、2009年度のリーマンショックにより573億円の最終赤字に陥ったが、今年度はこれを大幅に上回る過去最大の赤字になる見通しだ。
航空需要の低迷が長期化する事態に備えて、ANAホールディングスは人件費の削減や路線の見直しを進めるほか、金融機関から融資を受けて財務基盤を強化する方針だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月22日