共同通信の25日の記事によると、日航の2020年度第2四半期(7−9月)の本業の損益が約850億円の赤字となる見通しだ。第1半期の1310億円の赤字と比べると四半期の赤字幅は縮小したが、新型コロナ流行による国際線旅客数の激減が響いた。
世界の持続的な感染拡大の影響を受け、日航の7月の国際線旅客数は前年同月比の2.5%、8月は3.1%のみに留まった。
日本政府が7月に開始した観光支援事業「Go To トラベル」を受け、日航の7月の国内線旅客数が前年同月比の35.3%となった。しかし感染のぶり返しにより、観光シーズンである8月に多くの人が旅行をキャンセルした。観光客数の回復は予想を大きく下回っており、日航の8月の国内線旅客数が前年同月比の35.3%に留まった。
日本メディアの報道によると、感染症の影響が長期化する見通しで、業界関係者は日本の航空業の回復の時期について悲観的な態度を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月28日