日本の三菱電機は先ほど、欧州の自動車メーカー向けに基準を満たしていない大量の製品を3年に渡り輸出していたことを明らかにした。さらにこれらの製品を輸出する際に、性能を偽る多くの書類を提出していたという。NHKが15日、伝えた。
三菱電機は2017年6月から今年10月にかけて、欧州の自動車メーカーに車載用のラジオの部品、約33万5000台を輸出していた。欧州では2017年6月に無線機器に関する新たな基準が適用された。ところが三菱電機のこれらの部品は新たな基準を満たしておらず、不合格製品に当たる。
これらの不合格の部品を欧州自動車メーカーに輸出し続けるため、三菱電機は後者に内容を偽った書類を提出し、輸出品は「基準を満たしている」と称した。さらに現地で検査を受ける際に、この不合格の部品を改造し基準を満たしているよう装ったという。
これについて三菱電機は、「お客様や関係者に多大なご迷惑をかけて深くおわび申し上げる。再発防止策を徹底し、信頼回復に努めていく」とコメントした。さらに同社は事実関係をさらに調査したうえで、関係した社員を処分するとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月16日