日本で行われた調査によると、回答者の過半数が福島第一原発の汚染水の太平洋への放出に反対した。4日付日本紙「朝日新聞」が伝えた。
同紙は昨年11−12月、全国で無作為に選んだ3000人にアンケート用紙を送った。有効回答は2126人。回答者の55%が、汚染水の太平洋への放出に反対した。
海洋放出によって水産物に風評被害が出る不安については、「大いに」が42%、「ある程度」が44%だった。また福島第一原発事故に対するこれまでの政府対応については「評価しない」が67%だった。
東京電力福島第一原発は2011年3月11日の東日本大震災と津波により大破し、最高レベルの放射能汚染事故が発生した。原子炉の温度上昇を抑制するため、東京電力は大量の冷却水を注入し、放射性物質を含む汚染水が生じた。しかもこの汚染水は増え続けている。発電所では放射性物質を含む汚染水が120万トン以上保管されているが、来年の夏にも保管施設の容量の限界に達する見通しだ。
日本側が検討している汚染水処理プランには、海洋放出、地底への埋蔵などが含まれる。うち海洋放出が最も低コストで最もやりやすい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月6日