日本最大手の広告代理店である電通グループは、東京にある48階建て本社ビルを3000億円で売却することを検討している。『日本経済新聞』の21日の報道によると、これは日本国内で最大規模の不動産取引となる。新型コロナの流行が深刻化するにつれ、多くの日本企業がテレワークを行い、オフィスビルは「形だけ」になりつつある。
記事によると、昨年2月に日本で新型コロナが流行して以降、電通グループは勤務スタイル改革プランを迅速に進めた。本社ビルで勤務する9000人以上の従業員がテレワークを開始し、出勤する従業員の割合は全従業員の20%以下となった。同社は今月内に優先取引対象を選び、正式交渉を行い、売却資金はグループの改革と発展にあてるとみられる。
電通グループ以外にも、オフィスビルを売却する日本企業は増えている。昨年末、レコード会社最大手のavexは本社ビルの売却を発表した。日本企業の経営は新型コロナの影響を受け、資産を売却して現金を得なければいけない状況となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月22日