日本政府観光局(JNTO)が20日発表した推計値によると、昨年の訪日外国人客数は前年比87.1%減の411万5900人に留まった。新型コロナウイルスを受けた入国規制の影響により、1998年(410万人)の水準に落ち込み、過去22年で最も少なかった。同時に出国する日本人も84.2%と大幅に減少し、317万人のみだった。昨年1月の訪日外国人客数は266万人にのぼったが、感染症の発生によりその後急減し、5月には過去最小の1663人まで落ち込んだ。日本の華字紙「東方新報」が伝えた。
日本は2003年に「観光立国」の方針を打ち立てた。外国人客は近年急増し、日本経済への寄与が19年に過去最大の4兆8000億円にのぼった。これは日本国内の観光市場の約5分の1に相当する。
日本政府は外国人客を20年に4000万人にする目標を立てていたが、感染症により日本の観光業が深刻な衝撃を受けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月22日