東京五輪の開幕まで残すところ数カ月のみとなっているが、日本人の五輪開催への不満が広がり続けている。その一方で、中国人は来年北京で開催される冬季五輪に期待しているようだ。カナダ放送協会が伝えた。
中国人の夏季五輪の成績及び熱意は冬季五輪を上回る。冬季五輪選手の知名度もそれほど高くない。しかし冬季五輪は中国人の好奇心に火をつけた。北京大学のフランス語教授の董強氏は、「2022年の北京冬季五輪まで残すところ1年となり、中国人は期待し、盛り上がっている。中国人にとって冬季五輪は新しい。好奇心旺盛な中国人は新しい物事に強い興味を持つ」と述べた。
北京冬季五輪の開催は現在、中国人から支持されているが、これは日本の状況とは対照的だ。日本人は今年の東京五輪に対して集団で不満を示しており、その傾向が顕著になっている。最近の世論調査によると、日本人の8割以上が五輪開催に反対している。新型コロナウイルスの抑制が最も懸念されている。日本の過去7日間の感染者数は1日平均で2900人にのぼる。
さまざまな努力をしているが、日本はまだ感染を抑制できていない。人々はまったく希望を持てず、悲観的になっている。五輪は集団で取り組むことであり、祝日ムードや、ボランティアと市民の動員が必要だ。しかし日本人にはそのような動機がない。その一方で中国は上手く感染を抑制している。冬季五輪の準備もよりスムーズだ。人々の懸念が少なく、五輪開催に有利な世論がある。董氏は「中国人にとって五輪開催は重要な使命、国家的任務のようなもので、その実現を願っている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月8日