新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、3月25日に福島県で予定されている東京五輪聖火リレー開幕式が無観客で行われることになった。複数の日本メディアが9日、伝えた。
開幕式は福島県のJヴィレッジで行われる。約3000人の観客が入る予定だったが、濃厚接触による感染拡大リスクを考慮し、大会組織委員会は招待客のみに絞ることを決定した。
東京都を含む1都3県で現在も緊急事態宣言が発令されており、解除は3月21日を予定している。聖火リレーによる感染拡大リスクを防ぐため、大会組織委員会は路上の見学者にマスク着用を求め、声援を禁止するといった詳細な防疫措置を作った。しかし複数の芸能人やスポーツ界の著名人など、一部のランナーが感染を懸念し辞退している。
大会組織委員会と福島県は現在、出発式のテレビ生中継を検討している。これは人々の密集を回避すると同時に、全国に出発の実況を届けることができる。
出発式後、聖火は121日に渡り47都道府県でリレーされ、7月23日夜に五輪開幕式の現場に到着する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月10日