東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」で25日に開く五輪の聖火リレー出発式を無観客で行うと正式に発表した。一般の観覧は見合わせる。新型コロナウイルス感染拡大防止のためで、東京都内から出席する関係者も大幅に減らす。報道によると、第1走者は延期前と変更なく、東日本大震災が発生した2011年のサッカーの女子ワールドカップで優勝した日本女子代表のメンバーが務める。組織委員会によると、参加者は調整中という。
当日の式典に先立ち、福島県の国指定重要無形民俗文化財であるほら貝の演奏や、映画の舞台になった福島県いわき市の温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」のダンシングチームによるショーなどが実施され、福島県の文化や芸術を発信する。
会場に飾られる花は東日本大震災の被災地で生産されたもので、楢葉町の子供ら約100人が第1走者に声援を送る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月16日