国際オリンピック委員会(IOC)はローザンヌ現地時間26日、東京五輪の安全かつ秩序ある開催を保証するため選手を除く不必要な関係者及び招待客を大幅削減すると発表した。しかしIOCは重要な意思決定者として招待される。
先週のIOC、国際パラリンピック委員会(IPC)、東京五輪組織委員会、日本政府、東京都の5者協議後の共通認識によると、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、海外客は今夏の五輪・パラの観戦が認められない。日本政府は今回の協議で、不必要な関係者を大幅削減すべきとの姿勢を明確にしていた。
IOCは公式サイトで「IOCとIPCはこの決定を完全に受け入れ、尊重しなければならない」と表明した。
IOCは今週、国(地域)五輪委員会、国際競技連盟と関係者の削減をめぐり協議する。そのいずれもこれを、東京五輪の安全かつ秩序ある開催を保証する責任ある措置としている。
IOC執行委員会が最終的に、必要なスタッフの登録を認める。IOC委員は重要な意思決定者として、五輪運営で不可欠な役割を演じることから招待される。過去の五輪において、IOCは「招待客枠」を設け五輪有名選手などを招待していたが、東京五輪ではこの枠を取り消すか削減する。また招待客の付き添いも認めない。
感染症により1年延期された東京五輪は、今年7月23日から8月8日にかけて開催される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月26日