スエズ運河庁、日本の船主に千億円の賠償を請求

スエズ運河庁、日本の船主に千億円の賠償を請求。エジプト側は、すでに1000億円の賠償額を提示していたが、日本の船主に支払う意志がなかったため、法的手段で賠償金を得ると表明した…

タグ:スエズ運河 コンテナ船 エバーギブン 賠償

発信時間:2021-04-14 15:03:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本のテレビ朝日の14日の報道によると、大型コンテナ船「エバーギブン」が座礁しスエズ運河の通航が6日停止した件について、日本の船主会社「正栄汽船」が1000億円の賠償金の支払いを拒否したため、エジプト側に船が差し押さえられた。同社は賠償金が高すぎるとして、90%減額を求めていた。


 スエズ運河庁のオサマ・ラビア長官は現地時間13日、「エバーギブンの座礁によりスエズ運河の通航が6日停止した。イスマイリア経済裁判所の裁決を経て、スエズ運河庁は船主から賠償金が支払われるまでエバーギブンを法に基づき差し押さえる」と表明した。


 日本メディアによると、ラビア氏はどの企業に賠償を求めるか明言しなかったが、スエズ運河庁は先ほど取材の中で、正栄汽船に賠償の全責任があるとしていた。賠償額には、スエズ運河庁のエバーギブンの離礁及び修理にかかった費用、及び運河の通航停止による損失が含まれる。


 エジプト側は、すでに1000億円の賠償額を提示していたが、日本の船主に支払う意志がなかったため、法的手段で賠償金を得ると表明した。エジプト現地メディアは、日本の船主は賠償金を90%減額するよう求めていたと報じた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月14日

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