日本の原発汚染水、グローバルガバナンスの弱点を露呈

日本の原発汚染水、グローバルガバナンスの弱点を露呈。潤沢な資金、先進的な技術、強い同盟国を持つ先進国がなぜ、世界の命を危険にさらすのもはばからないのだろうか…

タグ:福島第一原発 放射性 物質 海洋放出

発信時間:2021-04-16 16:46:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本の文化によると、間違ったことをすれば通常、深々と頭を下げ謝罪しなければならない。日本は今や、人々に大迷惑をかけている。日本政府は今週、福島第一原発の100万トンにものぼる放射性物質を含む汚染水の海洋放出を正式決定した。「経済参考報」が伝えた。


 安全な処置方法を使い尽くさないまま、日本側がこのような決定をするとはショッキングで、不可解だ。潤沢な資金、先進的な技術、強い同盟国を持つ先進国がなぜ、世界の命を危険にさらすのもはばからないのだろうか。


 国際的な道義を捨て、隣国の懸念を顧みず、国内外の反対の声に耳を貸さない。日本の信じがたい行動は、謙虚で礼儀正しく理性的という「キャラ設定」に背く。この顕著な差異には、私利を満たす巧みな計算が隠されており、また世界の核安全ガバナンスの危険な弱点を露呈している。


 日本側のこれまでの発言によると、海洋放出は「最も低コストで最もやりやすい」プランだ。言い換えるならば、日本政府の出発点は自国民の福祉ではなく、国際社会の懸念でもなく、純粋な短期的な利害及び特殊な利益だ。


 日本側の立場になり考えると、海洋放出には大きなメリットがある。まず、日本は直ちに束縛から逃れ身軽になり、高額な維持費を払わなくて済むようになる。福島原発事故の処置のコストは世界に転嫁し、分担させる。次に、福島原発事故に早急に終止符を打ち、事故の重荷を下ろす。一言でいえば、日本側は悪さをしても処罰されないと判断すれば、制度の穴を突き利益の最大化を図ろうとするわけだ。


 日本側のこの措置の影響は、人々の想像を遥かに上回るだろう。環境保護団体は以前、汚染水に含まれる放射性有害物質を完全に除去できず、海洋放出後の世界の海洋生態環境への影響は予想し難いと警鐘を鳴らした。これは生態、経済、人道主義の災いをもたらすかもしれない。防護能力が低く、漁業に強く依存する発展途上国が真っ先に影響を被る。


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