東京都の小池百合子知事は、繁華街付近の公園や街中での飲酒行為が頻繁に見られるため、都の職員と警察官が街を巡回し行為を改めるよう促すと述べた。街中での飲酒行為が減れば、蔓延抑制につながると見ている。
人の移動を抑制するため、東京都は大型建築物のイルミネーションやライトアップイベントを中止し、夜8時以降に店の看板やネオンも消すよう要請した。小池知事は、街灯を除き、そのほかのすべての照明を消す必要があると述べた。
東京都が緊急事態宣言入りした25日、記者は渋谷や原宿などの賑やかな通りは以前と変わらず混雑し、人気の飲食店の前にも長い列ができているのを目にし、都民の生活はそれほど変わっていないと感じた。日本メディアの報道によると、政府は大型イベントや公演の中止、またはスポーツ大会の無観客開催などを要請しているが、全員がこの要請に従っているわけではない。東京の浅草寺付近にある日本の伝統芸能の落語を中心に公演を行う浅草演芸ホールは、「社会生活維持のための必需品」を理由に営業を続けている。
観光業に引き続きダメージ
ゴールデンウィークの大型連休は日本人が旅行に出かける最も良い時期の1つである。しかし、新たなコロナ蔓延の波が到来し、さらに緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されたことにより、観光業は再びダメージを受けている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月27日