中国駐大阪総領事館は16日、「中国女子バレーチームが大阪でワールドカップ初優勝40周年記念イベント」を開催した。各界の関係者が40年前の感動的かつ歴史的な時を振り返り、女子バレー精神と中日スポーツ友好交流について歓談した。
1981年11月16日に大阪で開催された第3回W杯バレーボール女子大会において、中国女子は7戦全勝の成績で初優勝した。「女子バレーに学び、中華を振興する」はその世代の中国人の精神となった。
中国の孔鉉佑駐日大使はあいさつの中で、「スポーツは国境を越えた人類の共通言語であり、中日両国の人々を結ぶ重要な紐帯でもある。中日は共にスポーツ大国であり、同じ舞台での競技により両国民の共通の話題を増やし、心の距離を縮め、友好感情を促進した。東京五輪の友好な交流は両国の人々に多くの心温まる時を残した。北京冬季五輪がカウントダウンに入っているが、日本のウィンタースポーツ選手が北京を訪れ、共に未来に向かうことを歓迎する」と述べた。
日本の吉村洋文大阪府知事は、「1981年に大阪で開催されたW杯バレーボール女子大会は現在も美しい記憶として多くの人を励ましている。大阪府は今後、豊富な地方間交流の形式により、対中友好協力のさらなる発展を促す」と述べた。
W杯初優勝の感動の瞬間について、当時の中国女子バレー主力選手の孫晋芳さんと楊希さんは昨日のことのように覚えている。彼女たちは、引退後も女子バレー精神は1本の旗のように、国のスポーツ事業の発展に貢献するよう指導し続けていると述べた。
中国の薛剣駐大阪総領事は、「あと80日でウィンタースポーツ選手が再び北京を訪れる。大阪が私たちに美しい記憶を残したのと同様、冬の北京も世界各地の人々に多くの忘れがたい記憶を残す。共に期待しようではないか」と述べた。
イベントでは、日本女子バレーの名監督だった大松博文の記念短編動画が再生された。大松博文が周恩来総理の招待を受け、中国女子バレーの練習を指導したエピソードを振り返った。日本のテレビドラマ「燃えろアタック」でヒロインの小鹿純子を演じた荒木由美子さんも招待を受けイベントに参加した。荒木さんは、引き続き日中交流の架け橋になりたいと述べ、来年の北京冬季五輪と杭州アジア競技大会の順調な開催に期待を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月18日