日本の防衛省は22日夜、立て続けに2つの情報を発表した。19日に宮古海峡と対馬海峡で中国海軍の艦艇による活動を発見したというのだ。防衛省は2週間内に類似する少なくとも6件の情報を喧伝している。中国の専門家は、日本が「中国の脅威」を喧伝するのは、平和憲法改正と軍事費増額の口実を設けるためと見ている。中国海軍の急成長は自身の国家安全を守るためであり、日本の脅威になることはない。日本は悪事を働き内心びくびくする必要はない。
防衛省統合幕僚監部は22日、「海上自衛隊は、宮古島の東北東約140kmの海域において、同海域を北進する中国海軍ジャンカイII級フリゲート1隻を確認した。その後、当該艦艇は沖縄本島と宮古島との間の海域を北上し、東中国海に向けて航行したことを確認した」と発表した。統合幕僚監部はこれに続き、「海上自衛隊は、対馬の東北東約40kmの海域において、同海域を南西進する中国海軍ジャンカイII級フリゲート1隻を確認した」と発表した。この2つの情報はいずれも、海上自衛隊が艦艇を派遣し中国艦の情報収集・警戒監視を行ったとした。
「環球時報」の調べによると、統合幕僚監部は2週間内に少なくとも6回、中国艦の日本周辺海域における活動に関する情報を発表している。日本側は今年さらに、中国海軍の055型1万トン級大型駆逐艦の日本周辺における活動に関する情報を何度も発表した。
これらの活動への喧伝について、中国の軍事専門家の宋忠平氏は「環球時報」に次のように述べた。
日本側の目的は、「中国の脅威」の喧伝を続けることにある。日本国内は現在、改憲、軍拡、軍事費拡大が必要だからだ。中国の軍艦が西太平洋に向かい航行する際に、日本周辺の海峡を通過するのは非常に正常だ。中国の軍艦は公海を自由に航行する権利がある。
中国海軍の発展は近年、激変した。東アジアのテック大国を自任してきた日本はこれを羨み、嫉妬している。日本は心理状態を正し、中国が自身の軍事力を発展させるのは自国の国家安全、主権、発展の利益を守るためであり、日本の脅威にならないことを深く認識するべきだ。また日本には悪事を働き内心びくびくしないでほしい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月24日