東京電力福島第1原発の核汚染水の海洋放出で懸念される海のレジャーのイメージ改善のため、日本政府は福島県内の海水浴場の施設改修や観光PRなどの支援に乗り出した。海の魅力を楽しむ滞在型の旅行「ブルーツーリズム」を同県で推進し、観光客を呼び込む。共同通信が28日、伝えた。
日本政府は今年4月、2023年の春頃より核汚染水の海洋放出を開始することを決定した。復興庁は水産業を中心とし、全力で措置を講じイメージを改善する。
観光庁によると、老朽化した「海の家」のシャワーや更衣室の改修、海の魅力を国内外に伝えるプロモーション、浜辺でのヨガといった体験メニューづくりなどを想定している。海水浴場に下りるスロープの整備などバリアフリー化も推進し、ビーチの国際環境認証「ブルーフラッグ認証」取得を後押しする。
この取り組みを進める福島県内の市町村及び観光協会に財政支援を行うため、すでに来年度予算案に3億円を計上している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月29日