外交部の趙立堅報道官は3日の定例記者会見で、日本側が放射性物質を含む汚染水の海洋放出の準備作業を続けていることについて言及し、「極めて無責任な行為だ」と訴え、私利私欲をむさぼって近隣国に災いを押し付ける日本側のやり方は、国際社会の断固たる反対を招くとして、汚染水の海洋放出という間違った決定を直ちに撤回し、関連の準備作業をただちにやめるよう日本に勧告しました。
趙報道官はまた、「中国は日本側の福島での汚染水放出作業に重大な関心を持ち続けている。汚染水の海洋放出という日本側の一方的な決定は間違っている。安全な処理のために手を尽くさず、関連情報も公開せず、周辺諸国や国際社会とも十分に協議していないことで、国際社会から広く反対されている。国際原子力機関(IAEA)の技術グループが汚染水の処理問題について作業を展開しているさなかに日本が汚染水の海洋放出の関連準備を続けていることは極めて無責任だ」と表明しました。
「中国国際放送局日本語版」2021年12月4日