侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館(南京大虐殺紀念館)は7日、来館者からのメッセージに関する分析報告を発表した。分析によると、「歴史を銘記し、平和を大切に」という理念がすでに人々の心に深く浸透している。
2019-21年の22万1939件の紙のメッセージのうち、「平和」関連は6万7000件。メッセージを残した人の平均年齢は23歳で、1990年代と2000年代生まれが8割以上を占めた。学生は6割以上。メッセージを残した人は全国34の省級行政区域の出身で、トップ3は安徽省、江蘇省、山東省。域外来館者は77の国と地域の出身で、メッセージは27言語(英語が6割以上)。外国籍来館者の15%が中国語でメッセージを残した。
国内の来館者のメッセージのうち最も多かったのは「歴史を銘記し、歴史を鑑とする」で、これに「国恥を忘れず、中華を振興」「平和を大切にし、犠牲者の安息を願う」「祖国の繁栄と隆盛を祈る」が続いた。国外の来館者のメッセージのうち最も多かったのは、「歴史を知り、平和を願う」で、これに「歴史を銘記、世界平和」「歴史を鑑とし、再発を防ぐ」が続いた。よく用いられた言葉は「歴史」「銘記」「平和」「忘れるべからず」「中国」で、最も多かったテーマは「歴史を銘記し、平和を大切に」だった。
記念館は今後、メッセージのデジタル化を推進し、大量のメッセージをしっかり保存・分析・利用する。記念館は史料の研究を続け、展示の叙事効果を高める。展示と歴史記念日を結びつけ、引き続き青少年教育を重点とし、展示の教育効果を高める。引き続き海外の南京大虐殺関連の史料を研究し、国内外の連絡を強化し、国内外の青年による交流を促進する。全世界の平和を愛する人々を団結させ、人類運命共同体の新たなページを共に記す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月8日