「歴史を鑑とし、未来を切り開く――2021年シリーズ図書発表会」が7日、侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館(南京大虐殺紀念館)で開催された。「日本軍の南京における暴行:ドイツ外交文書が記録した南京大虐殺と虐殺後の社会状況」「南京大虐殺歴史研究」「南京城防衛戦」など10冊の新書が発表された。
記念館は米ネブラスカ大学の華人教授の陸束屏氏と協力し、「日本軍の南京における暴行:ドイツ外交文書が記録した南京大虐殺と虐殺後の社会状況」を出版した。本書はドイツの外交官が南京大虐殺後にドイツ外務省と在中国ドイツ大使館に送った電報、手紙、報告書などの外交文書を収録。日本軍の暴行、1938年の年初の南京及び周辺地域の状況を詳細に記録した。
記念館の凌曦副館長は、「これらのドイツの外交文書は日本軍の暴行に関する直接の目撃証言で、米国や英国の文書の描写よりも詳細だ。一部の内容はその他の国の外交官が記録しておらず、重要な史料としての価値を持つ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月13日