中国のEV車が日本市場に進出 日本自動車産業の成長を促進

中国網日本語版  |  2023-02-16

中国のEV車が日本市場に進出 日本自動車産業の成長を促進。

タグ:EV車 日本市場

発信時間:2023-02-16 16:28:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本の名古屋大学の野辺継男教授はこのほど、新華社の取材に応じ、中国の電気自動車の日本市場進出は日本の自動車産業の発展を促進し、日本にとって非常に良いことだと話した。


 中国自動車メーカーの比亜迪は今年初め、日本市場で電気自動車SUV ATTO 3の販売を開始し、日本の乗用車市場への全面進出の第一歩を踏み出した。


  野辺教授は、「中国のEV車が日本市場に進出することは日本の自動車産業にとって刺激になり、日本にとって非常にいいことだと思う」と話した。 また、彼は以下のように述べた。日本の消費者はメイドインジャパンの自動車に高い忠誠度を持っているが、市場では日本産の電動自動車の選択肢は限られている。日本の消費者は国外ブランドのEV車のトレンドに非常に注目しているため、中国のEV車の販売台数は今後かなり好調になることが予想される。


 日本は世界の重要な自動車販売市場の一つだが、EV車の普及率は比較的低い。イギリスの自動車市場コンサルティング会社エルシー・オートモーティブによると、2022年の日本の新車販売台数のうち、EV車が占める割合は1.7%で、中国の19%と欧州の11%と比べてはるかに低い。


 野辺教授は、競争と協力の中で、EV車市場はますます拡大していくと考えている。今後15年前後で、日本の自動車市場の主流はEV車になり、EV車の研究開発分野が進まない自動車企業は販売台数減少や経営不振などのリスクに直面する可能性がある。


 近年、中国の新エネ自動車産業は急成長している。中国自動車工業協会のデータによると、2020年の中国のEV車輸出台数は前年比1.2倍増の67万9000台となった。


 中国のEV車産業の持続的成長について、野辺教授は以下のように分析した。まず、トップデザインにおいて、中国は早めに「自動車強国」の目標を確立し、EV車分野に着目した。次に、中国は外資自動車企業が本土で生産するためのいくつかのシステムと政策を導入し、自動車外資政策を見直し、先進技術を学ぶと同時に、自国のバッテリーメーカーを育成し、EV車産業のクラスターを形成した。また、中国の巨大な市場もEV車産業の発展に大きな優位性をもたらした。


 野辺教授は、日本の消費者の考え方は外部要素の影響を受けて変化すると考えている。EV車を購入した消費者が他者にを影響を与え、将来的により安全性とコストパフォーマンスの高い中国のEV車を購入する日本人は増えるだろうと話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月16日

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