日本の市民、福島核汚染水海洋放出に反対

中国網日本語版  |  2023-03-22

日本の市民、福島核汚染水海洋放出に反対。

タグ:福島 放射能 汚染水 海洋放出 

発信時間:2023-03-22 14:41:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本各地から来た5000人弱の市民が21日午後に東京で集会を開き、東京電力福島第一原発核汚染水海洋放出計画に抗議し、日本政府の原子力政策などに反対した。

 抗議の参加者は「フクシマを忘れない」「放射能汚染水を海に捨てるな」などのカードを掲げ、東京都の代々木公園に集まった。集会終了後、現場の市民はさらにデモ行進を行った。

 福島県出身の佐藤和良さんは、「これ以上海を汚すな!市民会議共同代表」組織の代表者の一人だ。「福島県の世論調査によると、核汚染水海洋放出に反対が約7割にのぼっている。タンクの核汚染水には各種の放射性物質が含まれ、放出を開始すれば少なくとも30年は放出を続けることになる」

 佐藤さんはまた、「タンク内の核汚染水だけでなく、原子炉建屋とタービン建屋の中にも水が溜まっている。これらは高濃度放射能汚染水だが、放出されることになる。我々は絶対に許せない」と述べた。

 飯塚淳さんと数人のスタッフが集会の現場で署名を集めた。彼らは「放射能汚染水の放出に反対する全国署名」活動を開始し、東電に海洋放出計画を撤回し、「希釈後の放出は安全」という大嘘の流布を停止し、福島第一原発自己の責任を負うよう求めた。

 飯塚さんは、「オンライン署名活動により全国各地から次々とEメールが届き、現時点で約1万人分の署名が集まっている。これらの署名は東電本社に直接送られる」と述べた。

 福島診療所建設委員会事務局長の渡辺馨さんは、「政府は核汚染水海洋放出による海産物の風評被害に対応するため数百億円の資金を準備したが、これは風評被害ではなく実際の被害だ。放射性物質を排出するからだ」と述べた。

 福島診療所建設委員会の資料によると、福島原発事故から2022年6月30日にかけて、小児甲状腺がんの疑いを含め、県内で338人の甲状腺がん関連の患者が出ており、発症率が日本全国平均の数十倍にのぼっている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月22日

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