アメリカ航空宇宙局(NASA)が23日に公開した画像には、日本の民間企業「ispace」の月上陸プロジェクトで着陸に失敗した着陸船の残骸とみられる物が写っていた。共同通信が伝えた。
ispaceは4月26日、同社の探査計画「HAKUTO-R」1号の着陸船が同日未明、月面に向かい高度を下げたが、着陸前に通信が途絶え、着陸の情報を確認できなかったと発表した。
NASAは今月23日に公式サイトで、着陸地点付近の前後の比較画像を公表した。画像は月周回機によって撮影された。着陸船の通信が途絶えたと発表された後に得られた画像を見ると、少なくとも4カ所に残骸があり、月面の各所にも小さな変化がある。
この着陸船の高さは2.3メートル。現地時間2022年12月11日に米スペースX社の「ファルコン9」ロケットによって、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられた。約4カ月半の航行を経て月の近くに到達した。
ispaceは、着陸船が墜落したのは着陸高度の判断にミスがあり、着陸中に燃料が尽きたためと見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月25日
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