日本の東京電力は現地時間5日、福島第一原発の核汚染水海洋放出トンネルへの海水注入を開始した。NHKが6日、伝えた。
東電は、海沿いの福島第一原発から海までの長さ約1キロメートルの海底トンネルを掘り、希釈後のいわゆる放射性物質の濃度が「基準に達した」核汚染水を太平洋に放出する。東電は昨年8月より正式に海底トンネルの建設を開始した。報道によると、このトンネルはほぼ完成しており、今月中に竣工する見込みだ。
東電は現地時間5日午後3時30分頃に海底トンネルへの海水注入を開始する。6日の昼頃にもトンネル内が約6000トンの海水で満たされる。
日本の核汚染水海洋放出計画は発表後、漁業団体などの国内の民間団体から反対されている。国際社会も日本の核汚染水海洋放出の決定に対して、何度も反対と疑問を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月7日