韓国政府が4月、日本を輸出手続き簡素化の「ホワイトリスト」に戻したことに続き、日本政府も6月27日に韓国を輸出優遇のホワイトリストに戻すことを決定した。これにより4年続いた両国の輸出規制による対立が一段落した。韓国の聯合ニュースが伝えた。
政令は6月30日に発表され、7月21日に正式に発効する。日本が韓国に商品を輸出、もしくは技術を提供する際に包括許可が適用される。韓国は「キャッチオール規制」を解除する。
韓国大法院(最高裁)が第二次大戦中の徴用工問題をめぐり原告を勝訴とする判決を下すと、日本は2019年7月に重要半導体材料3品目の対韓輸出を規制し、同年8月に韓国をホワイトリストから除外した。韓国はその後、世界貿易機関に提訴し、日本をホワイトリストから外した。
韓国の尹錫悦大統領と日本の岸田文雄首相が今年3月と5月に相互訪問し、輸出規制の対立を解消する転機が訪れた。韓国は4月24日に「戦略物資輸出入告示」を官報に掲載し、先に日本をホワイトリストに戻した。日本の経済産業省は3月に、重要半導体材料3品目の対韓輸出規制を解除し、今回さらに韓国をホワイトリストに戻した。4年続いた対韓貿易規制措置がすべて解除された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月28日