日本の神田憲次財務副大臣が13日、個人会社の税滞納により辞任した。9月の岸田内閣改造後、スキャンダルによって辞任した閣僚は3人目。日本メディアは、本件は岸田内閣の低迷する支持率にとって泣きっ面に蜂になるとした。
神田氏は今年60歳で、日本の与党・自由民主党所属の衆議院議員だ。「文春オンライン」の8日の報道によると、神田氏の個人会社が2013−22年に税滞納を繰り返し、同社が所有するビルと土地が税務部門によって何度も差し押さえられていた。神田氏本人も税理士の資格を持ち、業界の関連規定に違反し必要な研修に参加していなかった。
神田氏は9日、上述した報道が事実であったことを認めたが、辞任を拒否した。野党陣営からの圧力を受け、神田氏は13日に鈴木俊一財務大臣に辞表を提出した。日本メディアは政府筋の話として、自民党所属の衆議院議員の赤沢亮正氏がその後任になると伝えた。
神田氏の他にも、山田太郎氏が不倫問題で文部科学政務官を辞任し、柿沢未途氏が公職選挙法違反で法務副大臣を辞任した。
野党陣営は、内閣の度重なるスキャンダルで「辞任ドミノ」が生じており、岸田文雄首相はすべての副大臣と政務官の人選が適切かを見直すべきと指摘した。岸田氏は13日に任命責任を認め、「重く受けとめている」と述べた。
日本のFNNが13日に発表した世論調査の結果によると、岸田内閣の支持率は前月比7.8ポイント減の27.8%で、2021年10月に首相に就任してから最も低い数値をつけた。不支持率は前月比9.2ポイント増の68.8%。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月15日