日本の小林製薬が紅麹を原料とする関連商品を自主回収した問題の影響が広がり続けている。小林製薬の28日の報告によると、同社の紅麹の成分が含まれたサプリメントを摂取した2人の消費者の死亡が新たに確認された。これにより本件の死者が4人に増加した。
紅麹問題は日本の国内外で広く注目されている。ある日本人は、小林製薬の対応の遅さに失望を表明した。ある日本メディアは、日本の機能性食品業界の監督管理の強化が待たれると指摘した。
日本企業による品質問題やデータ偽造問題が近年、続々と発覚している。「メイド・イン・ジャパン」の「光の輪」に暗い影が落ちている。ある学者は、日本の鉄鋼、自動車、食品加工、今回の医薬品業界からスキャンダルが続出している原因は、企業の生産・製造及び管理体制の面にある深刻な問題と指摘した。
上海対外経貿大学日本経済研究センター主任の陳子雷氏は28日、「環球時報」に対して、「日本経済の飛躍の裏側には企業の発展があった。グローバル化の推進に伴い、日本企業と海外企業の競争が日増しに激化し、そこでコストを削減しサプライチェーンを拡大した。伝統的に見ると、物流、輸送、生産、原材料などのコストを削減するため、企業の協力は労務や製品などのアウトソーシングに変わった。このプロセスにおいて、製品の質が影響を受ける。今回の問題は製薬企業で生じた。今後はその生産、管理、雇用の制度をさらに観察する必要がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月29日