中日韓首脳会議の再開は、3カ国の協力の再出発を意味する。これは地域の繁栄と発展の促進や、地域の平和及び安定の維持に対して重要な意義を持つ。「環球時報」が伝えた。

中日韓はいずれも世界の重要なエコノミーで、その人口は合計で世界の20%を、GDPは合計で世界の25%弱を占める。地域経済は現在多くのリスクと挑戦を迎えているが、新たな構造と新たな流れが形成される中での中日韓の協力の再出発は、地域の繁栄と安定により多くの自信を注ぐだけでなく、地域の発展に向け新たな成長源を築く。例えば中日韓は半導体分野で市場、資金、技術の強みを持つ。3カ国の協力は地域ひいては世界の半導体産業・サプライチェーンの安定と発展に資する。

米国は近年、北東アジア地域の事業に強く介入し、地域の陣営による対抗を扇動している。日韓を籠絡し排他的で閉鎖的な小さいグループに加え、科学技術分野の「スモールヤード・ハイフェンス」を構築し、イデオロギーで区別し、いわゆる「中露朝VS米日韓」という陣営による対抗を騒ぎ立てている。これは中国と日韓という近隣の関係を破壊し、中日韓の協力を妨害し、さらには地域の「新冷戦」の衝突を引き起こし、地域の安全問題を深刻化させる。このような現実的な背景がありながら、中日韓の首脳が再び一堂に会し、率直に意思疎通と対話を行うことは、日韓の対中政策の理性への回帰と3カ国間の政治的な雰囲気の緩和を示している。また3カ国関係の不確実性の解消に契機をもたらす。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年5月27日