日本の全国各地の水から、発がん性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」の検出が相次いでいることから、政府は水道水の有害物質の全国調査を開始した。日本メディアが伝えた。
日本各地の水道水のPFASの検査状況を把握するため、政府は5月末までに各地方自治体及び関連企業に対して、9月末までに水質検査結果を報告するよう求めた。
政府が報告を求めた情報には、2020-24年に検査を行った水道水のPFASの含有量、検出された最高濃度、検査を行っていない理由、今後の措置などが含まれる。
在日米軍基地、自衛隊基地、化学工場付近でPFASが検出されることが多い。22年度の調査では、16の都府県の濃度が基準値を上回った。
以前の報道によると、23年11月に大阪、京都、岡山などの各地の河川と地下水から検出されたPFASの濃度が基準値を上回っていた。
説明によると、PFASは1000種以上の化学物質の総称で、分解されにくく人体及び環境中で蓄積されるため、「永遠の化学物質」とも呼ばれる。米疾病予防管理センター(CDC)の有害物質疾病登録局によると、これらの物質は腎臓がん、精巣がん、コレステロール値上昇などの一連の健康問題を引き起こす可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月26日