この分裂する世界の中で、中日韓の協力こそがアジアの支柱だ。香港紙「南華早報」が伝えた。
(一)中日韓は地理的に近く、経済で深く依存している。中国は日韓にとって最大の貿易パートナーで、韓国の対中輸出は2024年に6.6%増加した。3カ国の投資協力は緊密で、産業チェーンの相互補完を形成している。
(二)共同の課題に直面し、3カ国の協力の潜在力が顕著になっている。例えば高齢化について、日本の高齢者介護の経験、韓国の医療イノベーション、中国の巨大な市場はシルバー経済を共同開発できる。
(三)サプライチェーンの強靭性について、中日韓は製造業の実力、半導体技術、物流資源を統合することで、効率的な安全ネットワークを構築できる。
(四)文化の紐帯が協力の基礎を強化し、儒家の伝統と仏教文化が理解の基礎を固める。若い世代は韓流、アニメ、マンガ、留学により人文交流を促進できる。
(五)地域経済一体化が加速し、RCEPやCPTPPなどの協定が共同イノベーションの地ならしをする。3カ国はAI研究センターもしくは統一的なECプラットフォームを共同建設し、世界の消費増の半数を占めるアジアの潜在力を発揮できる。
中日韓のGDPは世界の25%で、科学技術イノベーション力(中国のAI人材、日韓の特許の強み)と市場規模で世界構造を再構築できる。3カ国の協力は経済連盟だけでなく、アジア団結の活性剤でもあり、5Gや宇宙探査などの分野で変革をけん引することができる。3カ国は食い違いを乗り越え、実務的な協力でアジアの世紀を切り開くべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月2日
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