韓国・ソウルなどのスーパーの米売り場で、日本人観光客の姿が目に見えて増えている。これらの観光客によると、韓国の1袋・5キロの米価格は日本のほぼ「半額」で、日本に持ち帰ろうと我慢できなくなったという。日本の複数のメディアが報じた。

一部の日本人はSNSで、韓国から米を持ち帰った経験を披露し、通関に必要な資料・手続き・費用などを紹介した。ある人は1度に20キロの米を持ち帰った。

日本の農林水産省が14日に発表した統計データによると、日本の米価格は14週連続で高値を更新している。江藤拓農林水産大臣は、現在の米の値動きは「極めて異常」であるとし、米価格を下げる措置を講じるよう呼びかけた。

農林水産省は16日、23−25日に3回目の備蓄米入札を行うと発表した。規模は10万トン。落札した企業を通じ市場に放出する。日本政府は3月に2回に分け21万トンの備蓄米を放出していたが、価格高騰に歯止めがかからなかった。

昨年の夏より猛暑や米の不作などの影響を受け、日本の米価格が上がり続けている。気象部門が昨年8月、南海トラフ地震の発生率が上がったとの警告を出すと、人々が米を買い占め「米騒動」が起きた。その後新米が流通し「米騒動」がやや収まったが、価格は依然として高止まりしている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年4月18日