トランプ米大統領は6月30日、前日の日米貿易「不公平」批判に続き、特定国が「甘やかされてきた」と公に不満を表明。深刻なコメ不足に直面している日本が米国産米を購入しないと主張し、「日本に書簡を送る」と発言した。
トランプ氏は同日のSNS投稿で、「私は日本に多大な敬意を抱いているが、彼らはわが国の米を輸入しない。しかも自国は深刻なコメ不足だ。つまり書簡一通で解決できる問題だ」と指摘。「今後も長年にわたり彼らを取引相手として認める意思がある」
前29日のFOXニュースのインタビューでは、日米貿易を「不公平」と断じ、「日本に書簡を送れば、同国は25%の自動車関税を支払わざるを得なくなる」と発言。主要貿易相手国への書簡送付について「『おめでとう。貴国に米国での事業継続を許可する。ただし関税(25%・35%・50%・10%)を支払え』と記す」と具体的内容に言及した。
日本を名指しで批判し、「彼らは米国車を受け入れないが、数百万台の日本車が米国に流入している。これは公平でない」と強調。「日本はこの点を理解している」とし、貿易不均衡是正のため「日本は米国から大量の石油等を輸入可能だ」と提案した。
現行の米輸入車25%関税について、日本が日米関税交渉で撤廃を要請するも米国は消極的で、交渉は難航中。7月9日という対日交渉期限が迫るなか、米閣僚の期限延長を示唆する発言に対し、トランプ氏は「延長は可能だが不要だ」と否定的姿勢を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月1日
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