英国放送協会(BBC)の近日の報道によると、プレミアリーグのブライトンは同日、ソーシャルメディア上で物議を醸した1枚の写真について謝罪しました。その写真には、同クラブ所属の日本代表の三笘薫選手と少年選手がそれぞれ第2次世界大戦時の日本軍の兵士・小野田寛郎氏の肖像が印刷されたカードを持っている様子が写っていました。
小野田寛郎氏は、第2次世界大戦中の日本最後の正式投降兵として、日本の敗戦から約30年が経過した1974年に投降しました。BBCは、「小野田氏がフィリピンのルバング島で30人の民間人を殺害したが、当時のフィリピン政府は彼を赦免した。小野田氏は日本に帰国後、意外にも歓迎された」と報じています。
三笘選手は現在、プレミアリーグのブライトンに所属しており、小野田寛郎氏の写真を持った写真が投稿されると、すぐに大きな議論を呼んでいました。ブライトンのアカデミーはXで声明を発表し、「クラブが、最近の投稿でアカデミーのプレミアリーグ・クリスマス休戦トーナメントへの参加について触れた際、中国で生じたあらゆる不快感に対して、心よりお詫び申し上げます。私たちは中国のファンの皆様を非常に大切に思っており、決して不快感を与える意図はございませんでした」と謝罪しました。
韓国の「朝鮮日報」は、韓国ファンに対する謝罪はなかったと報じました。同紙は、「旧日本軍が第2次世界大戦中に犯した罪行は中国だけに限らないもの。日本軍は朝鮮半島を植民地支配し、朝鮮半島の人々に数十年にわたって加害した」と強調しました。また、フィリピンのネットユーザーからは「ブライトンはまずフィリピン人に謝罪すべきではないのか」というコメントも寄せられています。(ミン・イヒョウ、野谷)
「中国国際放送局 日本語版」2025年12月1日
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