中国疾病予防抑制センター性病・エイズ予防抑制センターは25日、中国大陸部で昨年12月末までにエイズ患者のべ4万2576人が無料で抗ウイルス治療を受けたことを発表した。うち全体の81.3%にあたる3万3980人の患者が現在も治療を続けている。「中国新聞網」が伝えた。
報告によると、中国では昨年、無料で抗ウイルス治療を受けたエイズ患者が新たに1万人余り増加した。うち7割近くで体内のウイルスに対する抑制効果が見られたことを明らかにした。エイズ患者の死亡率は04年の9.6%から5%前後にまで減少した。
さらに、06年に12カ月間治療を続けた患者は全体の85.1%に上り、それぞれ31の省・自治区・直轄市が管轄する1232県に分布。また、児童患者はのべ799人に達し、うち766人がなお治療中で、それぞれ20の省・自治区・直轄市が管轄する150県に分布している。
中原地区8つの省・自治区が管轄する24県を対象にサンプリング調査を行ったところ、治療中の患者のうち約69%でウイルスに対する抑制効果が見られた。医療機関や医師の水準により程度の差はあるが、調査対象となった患者のうち95%以上が医師の対応に満足してることがわかった。
「人民網日本語版」2008年3月26日