(5)平和的解放を経て
西蔵(チベット)は1951年の平和的解放以来、とりわけ1959年の民主改革以来、巨大な変化を経験した。50年という短期間のうちに、西蔵の工業・農業・牧畜業は発展を続け、文化・教育・衛生の各事業は躍進し、人民の生活はめざましく改善した。西蔵の経済・社会は21世紀に入ってから、さらに急速な発展期に突入した。07年にはGDPが300億元を突破し、一人あたりGDPは1万2千元に達した。西蔵経済の成長速度は長年にわたって中国の全国平均を上回っている。
中華人民共和国は、西蔵人民の生存権と発展権を根本的に保障した。社会の主人として生まれ変わった広範な蔵(チベット)族人民は、政治的な自主権、社会・経済の発展権、信仰の自由を本当に持つようになった。生まれ変わった西蔵は新たな歴史の時期へとまさに入ろうとしている。大きな変化を経た西蔵50年の歴史は世界にこう主張する。「ダライ統治下の政教一体型の政治制度と封建農奴制を廃止し民族自治制度を導入したことは、西蔵の社会・経済の巨大な発展を根本的に保証し、西蔵の広範な人民に十分な生存権と発展権を根本的に保証したのだ」と。
写真:拉薩(ラサ)市堆竜徳慶県古栄郷で畑を耕す農民。背後には青蔵鉄道が走っている。青蔵鉄道の開通は、西蔵の経済と観光業を発展させる大きな推進力をもたらした。
(6)チベット語教育
写真は、チベット語の教科書を朗読する拉薩(ラサ)市の小学生。西蔵(チベット)自治区は長年にわたってチベット語教育を重視してきた。蔵(チベット)族の子どもにとってチベット語は必須科目となっており、小学1年から高校3年までの全学年でチベット語教育を受けることができる。
「人民網日本語版」2008年4月1日