米CNNテレビのキャスター、ジャック・キャファティ氏が番組の中で中国人を侮辱する発言を行ったことを受け、南カリフォルニア州やアリゾナ州各界の中国人留学生や研究者、中国系企業の社員を含む中国系の住民約5千人が19日、ロサンゼルスのCNN支局前で、全世界の中国人への公開謝罪を求める抗議デモを行い、訴訟を起こす考えもあることを表明した。香港のメディアが伝えた。
今回の抗議デモには、アリゾナ州の中国系住民や留学生らが明け方1時に現地を出発して加わったほか、南米からも一部の人々が参加した。
デモ隊は代表を派遣してロビーで「抗議状」を渡そうとしたが、CNN側は出入り口を閉めて代表らを入らせなかった。そのため、「抗議状」はCNNの入り口に貼られ、この日の抗議デモは正午12時に終了した。
5千人が解散したあとはきれに清掃され、ゴミ一つ落ちていなかった。警察当局はこれに対し、高い評価を示した。
「人民網日本語版」2008年4月21日