4日付けの「人民日報」は、署名記事を掲載し、この中で、西側は中国の歴史や文化をもっと学ぶべきだ」と指摘した。
この記事では、「チベット問題を理解する際には、まず中国は多民族の国で、中国人には中国で生活しているすべての民族が含まれているということを理解する必要がある。こうした中国人の構造がわからないと、チベット問題を正確に理解することはできない。そうでないと、漢民族とチベット族を分割したり、ダライラマーグループやそのほかの団体にだまされたりしやすい」と強調している。
この記事は、さらに、「歴史をきちんと理解することが偏見を直す良好な方法だ。西側が中国の歴史を勉強しなかったり、中国の歴史や文化を見直しせずに、これまでの考え方のままで中国を観察し、論評すれば、中国への誤解はさらに大きな間違いをもたらすに違いない」と指摘した。
「中国国際放送局 日本語部」より2008年5月4日