救助隊員に感謝する中国民衆
中国の民衆の心からの歓迎と感謝の気持ちは、外国の救助隊員は厳しい救助活動中でも十分に感じることができた。
青川に実家のある成都の大学生の馬亮さんは、日本の救助隊が青川県喬庄鎮に到着した時から現場を離れなかった。ショベルカーの手配や照明設備の設置、食品やお湯の配達等、1人の若者がほとんど全ての事を引き受けていた。帰国直前になって救助隊は馬さんが普通のボランティアにすぎないことを初めて知ったという。
今回の国際的な救助活動が様々な国家と民衆の心を強く繋いだと外交官達は見ている。
日本の救助隊が帰国する際に、成都市民は深夜に雨の中、送別に訪れた。日本の救助隊員の田中一嘉氏は「今回の救助活動を通じて、中国人民との距離が近くなった。中国に親しみが湧いた」と述べている。シンガポールの救助隊員の帰国時には、救助された被災者の家族がわざわざ訪れ、「好人有好報!(よい人にはよい報いがありますように)」と救助隊員に感謝の意を表していた。
「人民網日本語版」2008年6月4日