四川省監察庁の特約監督員をすでに9年連続で務める王建さんがこのほど、四川省紀律検査委員会と四川省監察庁の行った震災救援社会監督員の募集を受け、「社会監督員」の証明書を手にした初の監督員ボランティアとなった。四川省政治協商会議の委員でもある王さんは記者に対し、「責任の重大さを感じている。救助活動の第一線に近く赴いて作業をするため、現在準備を進めている」と述べた。
四川省紀律検査委員会監察総合室の李学東主任によると、四川省の紀律検査委員会と監察庁は、四川省震災救助指揮部の委託を受け、震災救援社会監督員の募集を5月26日から30日まで全省で展開した。募集の知らせは各界からの大きな反響を呼び、数日中に2447人からの応募が集まった。これらの応募者の中には四川省以外の省から応募した人や民主党派のメンバーも含まれ、応募者の所属も政府機関・工場・鉱山・学校・街道(都市部の最小行政単位)などさまざま。失業者や外国人からの応募もあった。
李主任によると、社会監督員の選抜は被害の深刻となった6市・州と成都市に分けて実施。応募者の仕事の能力や素質などの状況を総合して判断した。すでに308人の起用が決まっており、そのうち80人が四川省内の人員。これら80人は独立して活動することができるが、そのうち20人は慈善総会の支援活動、10人は赤十字会の支援活動に対する監督を担当することが決められている。
「人民網日本語版」2008年6月5日