西蔵(チベット)自治区政府の白瑪赤林・常務副主席は拉薩(ラサ)市で10日午後、西蔵入りしたインドとイタリアの記者団に向けた記者会見に出席し、拉薩で起こった「3.14」暴力事件に加わった不法分子42人に対する判決が拉薩司法部門によってすでに下されたことを明らかにした。新華社が伝えた。
白瑪赤林副主席によると、拉薩市中級人民法院は4月29日に公判大会を開催し、「3.14」暴力事件の一部の被告に対して公開で判決を言い渡した。当日判決が言い渡された30人のうち、量刑が最も軽かったのは懲役3年、最も重かったのは無期懲役だった。
「拉薩事件の被告が死刑となる可能性があるか」という質問に対し、白瑪赤林副主席は、「すでに判決を言い渡された被告のなかに死刑となった被告はいない」とした上で、「現在取り調べを受けている容疑者が死刑となるか否かは中国の法律に基づいて決定される」と述べた。
「人民網日本語版」2008年7月11日