スズメバチ焼酎
日本のオオスズメバチは強烈な毒を持っており、非常に危険な蜂である。太さ6ミリ、長さ10センチの鋭い毒針を持っており、その毒には細胞を破壊する力がある。オオスズメバチは通常、人を攻撃したりはしないが、一度刺されれば、高熱の釘を体内に打ち込まれたような痛みが走る。それでも、美肌効果、疲労回復の効果があると言われているスズメバチを漬け込んだ特別な焼酎を造るために、危険を犯してまで捉えようとする人がいる。
オオスズメバチに刺された場合には、命を落とす危険性もあり、毎年40名近くの死者が出ているという。しかし、その幻のお酒を造ることに命を懸ける人たちがいる。スズメバチを漬け込んだ焼酎は、濁った泥のような色をしており、腐ったような匂いがするという。