門番もできる3歳の柴犬
猫と犬の増加速度は恐ろしいほどだ。あるデータによると、2003年の猫と犬の数は合わせて1920万匹で、日本の16歳以下の人口数1790万人を上回る。ある意味、人間の地位を脅かす存在といえる。
問題は数だけではない。多くの日本の家庭において、猫と犬は“宝物”である。一般的に我々は、犬が吠えれば機嫌が悪いのだろうと考える。しかし日本では、犬が“理由もなく”吠えれば、問題は犬ではなく人にあると考える。主人は犬の性質を学ぶこともなく、どのように犬とコミュニケ―ションを取ればいいのかも分からない。さらに不思議だと思うこともある。ある日本人は、子犬がミルクを飲む時に親犬のそばに置こうとする。これは犬同士のコミュニケーションを学ばせるためらしい。