中国、最悪の就職難でも面接すっぽかす新卒者増加

中国、最悪の就職難でも面接すっぽかす新卒者増加。

タグ: 中国,最悪,就職難,就活

発信時間: 2013-05-20 14:02:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国は今年、「史上最悪の就職難」と言われている。そんな中、中国の就活サイト「前程無憂」(Nasdaq:JOBS)が新規大学卒業予定者(以下、新卒者)の「面接すっぽかし」に関する調査報告を発表した。「すっぽかされ率」について「75%」と答えた企業が25%以上、「75%以上」の企業が2割近くとなるなど、同率は過去最悪を記録した。新卒者のすっぽかしの主な理由は、「受ける面接が多すぎるから」だった。北京晨報が報じた。

同調査は、オンライン投票を通して15日間行われ、企業2357社と新卒者の大学生1230人が回答した。調査結果では、25%の企業が、「すっぽかされ率」が75%に達しているとしている。つまり、4人に面接の案内通知を出しても、少なくとも1人は来ないということが分かった。しかも、2割近くは4人に通知を出しても、3人は来ないと答えた(表を参照)。

■すっぽかし理由1「面接のダブルブッキング」

就職難にもかかわらず、面接をすっぽかす新卒者が多いのには複雑な要因がある。中でも、「受ける面接が多すぎる」というのが、新卒者側と企業側、両者が上げた理由で、平均約25%だった。「一本釣り」ではなく、「投げ網式」というのが、90年代生まれの新卒者が取る求職スタイルだ。ただ、インターネットへの依存度が高まり、現実の社会において人とうまく接触できない新卒者が増加している。新卒者25人は電話での調査に対して、「面接の通知を受けたその時はどのように答えたらいいかわからず、結局面接に同意してしまった。それでも、ダブルブッキングしていたため、面接の時間をうまく手配できなかった」、「後になって会社のある場所をあまり知らないことや遠いことが分かり、あきらめた」などと答えた。

■すっぽかし理由2「自分がより好みしているだけ」

回答した新卒者の20%以上が「仕事を探すのはそれほど難しくない」と答え、自分がより好みしているだけと答えたのは注目に値する。より好みの背後には、仕事に対する関心の欠如がある。新卒者の6割以上が、「求職のためには両親の助けが必要」との見方を示した。

ある新卒者は取材に対して、「就職できる企業が2社あった。でも、親がもっと給料の高い仕事が見つかると言うのでやめた。焦って探さなくても、チャンスはあるはず」とし、「理想の仕事はファッション雑誌の編集者。でも望みはほとんどない。それ以外の仕事ならどうでもよく、親の言うことを聞く。いい仕事が見つからないのなら、しないほうがいい」と語った。これは、多くの新卒者や保護者の間で見られる姿勢だ。そのため、「自分に合った仕事でない」が、新卒者が面接をすっぽかす理由にもなっているのだ。

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