21日から、北京市衛生局の傘下にある「北京市診療予約システム」の外に、市内各病院のオンライン診療予約ができる新たな手段が北京市民に提供されることとなった。淘宝網の生活関連サービスプラットフォーム「淘宝生活」にユーザー登録した市民は、東城・西城・朝陽・海淀・豊台の5区にある病院104施設の診療予約をオンラインで行うことが可能となり、その6割以上は三級甲等病院に指定された大病院という。20日、記者が開通前の同システムを試したところ、「受診を希望する病院・診療科の選択」「問診票への記入」「携帯電話番号による本人認証」など一連のプロセスを経て、診療予約を完了させることができた。この作業には5分とかからない。北京日報が報じた。
淘宝網で診療予約が可能となった病院第一弾の内訳は次の通り。
○海淀区:中国人民解放軍総医院(301医院)、北京大学第三医院、北京大学口腔医院、北京世紀壇医院など22施設(うち三級甲等病院18施設)
○朝陽区:北京安貞医院、首都児科(小児科)研究所附属児童医院、煤炭総医院、解放軍306病院など27施設(うち三級甲等病院13施設)
○西城区:北京大学第一医院、北京大学人民医院、阜外心血管病医院、宣武医院など24施設(うち三級甲等病院15施設)
○東城区:北京協和医院、北京同仁医院、北京天壇医院、北京中医(漢方)医院など21施設(うち三級甲等病院13施設)
○豊台区:解放軍第302医院、北京博愛医院、北京佑安医院、北京電力医院など10施設(うち三級甲等病院7施設)
通常、ユーザーがオンライン診療予約を済ませると、その記録がシステムに自動的に保存される。オンライン決済サービスを実施している病院もあり、そのような病院で診療を受けた場合、患者は、病院で診察料を支払う必要はない。決済サービスを行っていない病院ならば、診療を受けた際に、病院で診察料を支払わなければならない。
「人民網日本語版」2013年5月21日