石原氏、カジノ建設のためにオリンピックを誘致
日本のオリンピック誘致成功、安倍首相は労せず利益を得る
友人と酒を飲んだ時に、当然ながらオリンピック誘致について触れ、日本の友人に礼儀として祝賀の意を伝えた。
相手が「私に何の関係が」と言うと、私は決まりが悪くなった。しかしこれは相手が私におかしな態度を示しているのではなく、本当にオリンピック誘致は自分と関係がないと感じていたのだ。「それは東京都、日本のやることだ。あのようなイベントは、地方と国家がやることで、私は反対しないが支持もしない」
宴たけなわになったころ、話題は再びオリンピック誘致と7年後に開催される東京オリンピックになった。ろれつが回らなくなった友人は、石原慎太郎前東京都知事が7年前にオリンピックを誘致した目的について、「カジノを建設し、息子の選挙出馬の話題にするためだ」と語った。友人のオリンピック誘致に対する一部の不満は、石原氏によるものだったのだ。
東京にはパチンコを中心とする小規模のカジノがある。しかし石原氏が構想していたカジノは、一日に数千円、せいぜい数万円しか失わない場所ではなかった。石原氏は日本に、マカオやラスベガスのような、巨額の賭けが成立する場所を儲けようとしていたのだ。石原氏は何かあるとすぐ「シナ、シナ」と連発するが、心の中では中国の金持ちが東京に博打に来ることを歓迎しているのだ。カジノ建設は、東京にどのような工場を建てるよりも、手っ取り早く金(税金)を稼ぐことができる。