日本が買い物天国に 中国人観光客減るも購買力は依然高い

日本が買い物天国に 中国人観光客減るも購買力は依然高い。 円安などの影響により、日本を訪れる外国人観光客が増加し、東京の観光スポットや中心街では外国の言葉もよく耳にする。日本政府観光局(JNTO)の統計によると、8月に日本を訪れた外国人観光客は前年同期比17%増の90万人に達し、8月の数値では過去最多となった…

タグ: 円安,日本,外国人,観光客,消費,外国人

発信時間: 2013-09-27 11:02:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

外国人観光客の数は増加傾向にあるが、中国人観光客は8月まで11カ月連続で前年同期を下回った。しかし、購買力は依然高い。中国人観光客が買い物時に使用する「銀聯カード」の日本での利用額は増加し、7月は125億円に上り、初めて100億円の大台を突破した。

外国人観光客の消費を促すため、日本百貨店協会などは、政府などの機関に免税対象を化粧品や食品まで広げるように求める意見書を提出した。

日本が外国人観光客の引き込みに力を入れるのは、来春から実施する消費税増税に対応するためでもある。増税後、日本人の可処分所得は減少すると見られるが、外国人観光客は免税対象品を購入する際に消費税を払う必要がないため、直接的な影響を受けることはない。

日本は外国人観光客の「買い物天国」となっている。バブル時、日本は世界一物価が高い国と見られていたが、今では、中国人観光客が「日本で高級品を買えば中国で買うより20~30%安い」と話すほどである。

状況がこのように逆転したのは、新興経済圏などの経済成長が速いためだけでなく、日本が15年にわたるデフレに陥っているためでもある。日本とシンガポールのここ10年の1人あたり名目国内総生産(GDP)を比較すると、2003年は日本がシンガポールより50%高かったが、昨年はシンガポールが日本を10%上回った。

米国の経営コンサルティング会社A.T.カーニー日本代表の梅澤高明氏は、「再訪問するアジアの観光客は増加すると見られるが、目的は買い物からビジネスに変わるだろう。買っていくものを見ると、割安な高級品や家電はいつか飽和状態になる」と話している。

そのため、日本企業は今から日本でしか買えない魅力的な商品を作り始めなければいけない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年9月27日

     1   2  


iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。