中国人は食を重んじる。国内では「民は食を以って天となす」といわれ、海外では「中国人は地に生えるもの空を飛ぶもの何でも食べる」といわれることも。中国人は自国の食習慣を日本にも持ち込んでおり、今では中国の生煎包(シェンジェンパオ)や小籠包(シャオロンパオ)、麻辣燙(マーラータン)や麻辣香鍋といった料理が日本で見られることも珍しくなくなっている。中国で流行って日本にない料理はないといえるほどだ。「中文導報」が伝えた。
中華レストランも中華料理もあるにはあるが、日本で調達できない野菜は少なくない。日本のスーパーに入ると、野菜コーナーに並んでいるのは小松菜、レタスにキャベツ。これ以外に緑の葉はほとんどない。その種類の少なさに嘆く中国人は多いはず。しかし、やろうと思えばできないことはないもので、中国人の知恵と努力のよって中国野菜の莴笋(ウォースン、くきしゃ)や茭白(ジャオバイ、まこもたけ)、茴香(フイシャン、ういきょう)、香菜(シャンツァイ、パクチ)といった野菜が日本で口食べられるようになった。しかもそれらは日本の土地で育てた無農薬有機野菜だ。